【防災メモ】非常時のトイレあれこれ

こんにちわ、まごころキッチンプロジェクト・小野です。
非常時のトイレお話です。

<川崎市で実際にあった非常時のトイレのお話>
川崎市の非常時のトイレといえば、2019年10月12日、大きな被害をもたらした台風19号の、武蔵小杉駅前に立つタワーマンションでの被害が記憶にある方も多いのではないでしょうか。

【参考:東京新聞】
水道、トイレ、エレベーターが使えない… 武蔵小杉タワーマンションの教訓

☆想像してみましょう☆
①普段のいつものこの時間は何をしていますか?
②では、その時間に大地震が起きたらどうしますか?
③それから5時間後はどうしているでしょうか?
④12時間後はどうしてるでしょうか?
⑤24時間後はどうしてるでしょうか・・・??



この時間の間、食事とトイレはどっちが我慢できますか?
下記は実際に東日本大震災において、宮城県気仙沼市の 36 名に発災から何時間でトイレに行きたくなったかを聞いたところ、3 時間以内に 31%、9 時間以内では 78%がトイレに行きたくなったと回答しています。熊本地震においても、195 名に同様の調査を行ったところ、3 時間以内に 39%、9 時間以内では 86%がトイレに行きたくなったと回答しています。

(出典:国土交通省『マンホールトイレ整備・運用のためのガイドライン』)

<トイレ環境が悪いとどうなってしまうのでしょうか>
たかがトイレ、されどトイレ。実は食事の確保よりもトイレのほうが重要だったりします。トイレが不衛生で不快な場合や、トイレが遠い、寒い、暗い、怖いなどの理由で使い勝手が悪いと、トイレに行く回数を減らすために、水分や食事を控えてしまいがちである。その結果、脱水症状になるほか、慢性疾患が悪化するなどして、結果としてトイレの対策がなされていないと病気になってしまうこともあるのです。

<出典:特定非営利活動法人日本トイレ研究所>


<災害トイレの種類>
災害時のトイレと一言でいっても、いくつかの種類があるのはご存じでしょうか。見たこともあるタイプもあるかもしれませんが、下記のようになっています。

<トイレの充足度>
上記のトイレの種類を組み合わせることにより、災害発生時から使用できるものや、準備時間が必要なものを組み合わせる対策が必要となります。
図を見て分かるように、個人で準備できるものが「携帯トイレ」です。
みなさん、備えていますか?。
使い方、処理の仕方を覚えていますか?。
わたし達のトイレ講座ではこのような内容で、実演も含めて開催しています。

トイレの充足度のイメージ図
(出典:国土交通省『マンホールトイレ整備・運用のためのガイドライン』)

<もしものときに備えてチェックシートを活用しよう>
いつ来るかわからない災害に備えて、自分の家のトイレの状況を確認するためにチェックシートを活用してみましょう。

東京ガス:「トイレそなえ計画」ダウンロード